公明党ドクターヘリ・ドクターカー配備推進プロジェクトチーム（座長＝古屋範子副代表）は11月6日、愛知県大口町の医療法人医仁会さくら総合病院を視察し、ドクターカーの運用上の課題などを調査しました。

古屋座長とともに事務局長の私と、新妻秀規参院議員、犬飼明佳地方議会局次長が参加しました。

ドクターカーは医療機関・消防機関が保有し、医師や看護師を乗せて傷病者の元に駆け付けます。ドクターヘリは夜間に飛行できませんが、ドクターカーは24時間出動できます。ただ、厚生労働省の委託により昨年度行われた調査では、ドクターカーを持つ医療機関のうち24時間運用しているのは約2割。医療スタッフなどの不足が原因とされています。

同病院は愛知県で唯一、ドクターカーの24時間体制を整え、年間600回ほど出動しており、小林豊院長は、ドクターカーの導入・運用の課題として「ドクターヘリと比べて補助が足りず、病院のボランティアで行っている状態」と指摘。医師不足のためドクターカーを持っていても運用できない病院があることにも触れながら、駆け付けた現場での医療に対する診療報酬をさらに手厚くするなど「運用できる病院を増やすための支援をお願いしたい」と要望されました。

この現場の声をしっかりと受け止めて、ドクターカー運用に対する行政からの支援など、救急医療の課題解決に取り組んでまいります。