生活再生へ総力 現場の思いに沿った復興を/山口代表らと能登の被災地へ
山口那津男代表ともに1月21日、石川県輪島市のほか、穴水町や内灘町など被害が甚大な地域を訪れ、道路や家屋、住民生活といった被災状況を調査するとともに、避難生活を余儀なくされている被災者をお見舞いしました。
「令和6年能登半島地震災害対策本部」の大口善徳本部長、事務局長の私・塩田、中川宏昌本部長代理のほか、党石川県本部の谷内律夫代表、小松実幹事長(ともに県議)、源野和清、坂秀明の両金沢市議、笹川広美・中能登町議が同行。
山口代表は、今回の調査に基づき、地域のコミュニティー再生をはじめ、「現場の思いに沿った復旧・復興が進むよう、公明党のネットワークの力を最大限に生かしていく」と述べました。
輪島市役所で懇談した坂口茂市長は、市内の家屋被害について「4割から5割は全壊ではないか」と指摘。いまだに全戸が断水状態にあるなど被災状況を説明し、復旧には「マンパワーが全然足りない」と訴え、さらに伝統産業「輪島塗」や観光業、農林水産業も壊滅状態であるが、「復興したいという思いを持つ人がいる」と述べ、輪島港などインフラの復旧や、住民の生活、なりわいの再建へ十分な支援を求められました。
続いて、社会福祉法人「佛子園」と青年海外協力協会が運営する市役所内に設置された福祉避難所で、高齢者や知的障がい者といった要配慮者らを見舞った後、福祉施設「輪島カブーレ」を訪問。
その後、大規模な火災が起きた「輪島朝市通り」を訪れ、亡くなられた方の冥福を祈るとともに、街中で家屋が倒壊した現場や、道路が陥没したり、隆起したりしている現場を見て回りました。
午後、穴水町へ。避難所になっている公民館「さわやか交流館プルート」を訪問し、吉村光輝町長の案内で、居合わせた避難者や職員を激励。
その後、液状化被害が深刻な内灘町で、川口克則町長と共に車道が隆起する現場を調査しました。
夕刻、金沢市に戻り、県庁内で馳浩知事と面会し、インフラ復旧や仮設住宅のあり方、企業への支援などについて意見交換しました。
視察後、山口代表は上下水道などの復旧に向け「できるだけ早く、これから先の見通しを避難者に伝えられる状況をつくることが重要だ」と強調。また要望を踏まえ、仮設住宅は、従来よりも長く居住できるようにすることや、「なりわい、コミュニティーも復活できる見通しを示せる方法がないものかと思っている」と述べました。