羽田の航空機事故訓練に高規格ドクターカーが初参加
2024年10月24日
羽田空港では、毎年10月に「東京国際空港航空機事故消火救難総合訓練」が実施されています。訓練の目的は、羽田空港内で万一航空機事故が発生した場合に、関係機関が緊密な連携の下に消火救難や救急医療活動などによって被害を最小限に抑制して、いち早く空港運用の再開を目指すことです。
今年は10月24日(木)13時から、空港管理者である東京空港事務所を筆頭に東京消防庁、警視庁や医療機関など、過去最大の関係96機関が参加して訓練が実施されました。
1月2日に起きた民間旅客機と海上保安機の事故を受けて、より重層的かつ実践的な訓練となり、私が提案した「ドクターカー」も駆け付けて初参加となりました。
私は、3月25日の参議院予算委員会で、羽田空港での航空機接触事故に触れて、羽田空港で実施されている航空機事故の対応訓練に医療救護の観点を含めて、平常時の訓練段階からドクターカー、ドクターヘリの活用をするように提案。
これに対して斉藤鉄夫国土交通相(当時)は「ドクターカー、ドクターヘリの活用も視野に入れ、より実践的、効果的な訓練ができるよう関係機関と検討する」と答えました。
当日は、諸事情で東京都のドクターヘリは参加できませんでしたが、日本医科大から車内で緊急手術も可能な高規格型のドクターカーが参加して、医師と救急救命士、消防士などが実践さながらの訓練シミュレーションを行うことができました。