能登半島地震で大きな被害を受けた石川県・能登半島北部を大雨が襲い、川の氾濫や土砂崩れが相次いだ記録的豪雨から2週間が経過。私は10月5日、党復興加速化本部の事務局長として石井啓一代表とともに被害状況を調査するため同県珠洲市を訪れ、被災者を見舞うとともに“二重被害”に苦悩する心情に寄り添い、「心の復興」へ党を挙げて支援していく考えを示しました。

石井代表と避難所に身を寄せる被災者を見舞う＝5日　石川・珠洲市

元日の地震の傷が癒えぬ中で豪雨被害に見舞われた被災地では、悲しみと落胆が広がっています。

石井代表と党復興加速化本部の一行は、泉谷珠洲市長の案内で、被害の大きかった大谷地区を調査。同地区では、地震で山の一部が崩壊していた場所で今回、豪雨による土砂崩れが起き、珠洲大谷川に流れ込んだ。浄水場も被災し、断水が続いています。

泉谷市長は「地震後、頑張ってきた中での豪雨被害で住民は精神的に相当ダメージを負っている。ここはもう住めないと思う方もいる」と説明。その上で「5万立方メートルとされる土砂をどうするかなど、課題は山積みだ。まずは、激甚災害に指定してもらい、復旧・復興へ国の全面的な支援をお願いしたい」と要望されました。

続いて、36人の被災者が身を寄せる大谷小中学校の避難所を訪問。泉谷市長らは「9月末に仮設住宅が完成し、今月にも入居予定だったが豪雨被害で止まった。希望の光がしぼんでしまった」と説明されました。

石井代表は、避難者に「ひどい被害で、お疲れでしょう。どうかお大事に」と声を掛けながら、「具体的にご要望をいただき、形にしていきたい。一日も早く復旧・復興できるよう全力で支援する」と力強く励ましました。

一連の豪雨被害は地震との一体的対応をするべきです。災害救助法の適用など法的支援が重要であり、徹底して被災者に寄り添った復旧・復興に取り組んでまいります。